AED扱い
傷病者
- 周辺の安全を確認
- 出血や嘔吐はあるか確認
- 肩のあたりを段階的に大きくたたいて意識の確認
- 意識なしの場合
- 10秒以内で通常の呼吸はあるか判断します
- 呼吸に異常がある場合は直ちに助けを求め、胸骨圧迫と共に人工呼吸(ポケットマスクを使う)とAED処置を行う 口で直接行う人工呼吸は無理してしなくても良い
- 意識が戻らない場合は救急隊員と引き継ぐ迄続ける
判断について
- 傷病者の胸と腹部の動き(呼吸により上がったり下がったりするか)を見て、〝普段どおり〟の呼吸があるかを観察
- 1.の動きがなければ「呼吸なし」と判断、死戦期呼吸などの普段どおりでない呼吸や、約10秒かけても判断に迷う場合は心停止と考えて、胸骨圧迫へ
- 反応はなくとも、普段どおりの呼吸がある場合は、のどの空気の通り道が狭まったり、吐物が詰まるのを予防するため回復体位にし、様子を見ながら応援や救急隊の到着を待つ。呼吸が普段どおりでなくなったら、胸骨圧迫へ
注意
死戦期呼吸とは?
心停止の直後によくみられる、しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸。市民救助者はこれを「呼吸あり」と誤認し、心停止を見逃すことも多いので注意を。このほか普段どおりでない呼吸として、極端な徐呼吸(まばらな呼吸)、いびき様の呼吸、うなるような呼吸などが挙げられます
パットを貼る位置
パットを貼る前に汗などで濡れてる場合は拭いて金属類がパットに触れないように注意する、また、パットが浮いている所が無いように貼る
音声に従い電流を流しますが
危険ですので離れる様に促し貼る、位置は図で占めされていますのでその通りに貼って下さい
セットしたらAEDが要か否か判断してくれます
男性で胸毛が多い方は剃る場合があります
女性の場合
プライバシーに配慮してパットを貼ります 図の様に服を最小限にめくるようにしましょう
金属類がパットに触れていないかまたは、パットの浮き上がりに注意が必要です
重複しますが、救命を優先するなかでも女性に対する心肺蘇生では、いくつかの点に配慮する必要があります胸部の露出は、プライバシーを尊重し、不必要な露出を避けるように配慮します。必要に応じて、タオルや衣服で胸部を覆いながら、AEDの使用や心臓マッサージを行います。また、性的暴行を疑われるような状況の場合は、救急隊員への引き継ぎを確実に行い、警察への通報も検討します。救命処置に集中しつつも、女性の尊厳を守るための配慮が重要です