終活が求められる時代背景

終活の基本「自助、共助、公助」

自助、自立の精神
自助とは、自分で自分を守ることを言います。身体的な自立、心理的な自立、経済期的な自立などがあり、特にお金に関して生活設計をきちんと立てて置くこと、自立の精神をもって生活していくことは、人生後半期を自分らしく過ごすうえで重要です。

共助の精神

共助とは助け合いの精神です
大家族と暮らすことが少なくなり、1人暮らしの高齢者が増えている現状では、地域社会ヲ中心とした見守りや助け合いが欠かせません。例えば、認知症の人を家族だけではなく地域全体で見守りことも共助です。
終活アドバイザーの役割も共助の1つととして位置づけられます。

公助の利用(社会保険制度などの利用)

公助とは、国や自治体から受けられる援助やサービスです。
終活をする人の多くは、「なるべく人に迷惑をかけない様に」「他人のお世話にならないように」ち考えています。しかし、年を取るにしたがって、それまで普通にできていたことが徐々にできなくなり、病気や認知症などにより「誰かに力を借りる」立場になってきます。そこで、周囲の人の助けや、国や地方自治体のサービスを上手に活用することで、高齢期を安心して暮らすことができます。
しかし、高齢者を支える現役世代が減っていることから、国や自治体の財政は厳しくなっています。そのため、公助で賄えない部分を自助や共助で補う事が求められています。
今後は、高齢者で有っても、サービスに対して相応の対価を払う事になる事を理解しましょう。